拡大する人類の宇宙利用の安全・安心な運用と太陽活動変動の地球気候への影響を理解・予測するために、国際学術会議傘下のSCOSTEPを中心としてPRESTO(変動する太陽地球結合系の予測可能性)プログラムが2020-2024年に推進されている。PRESTOでは、太陽・惑星間空間・ジオスペース、宇宙天気と地球大気、太陽活動とその気候影響、という3つの課題に対して国際共同研究が進められている。SCOSTEPは太陽地球系科学の発展のために、国際スクールやオンラインセミナー・講義、若手派遣事業を実施してきた。日本学術会議は日本の代表としてSCOSTEPに加盟し、分担金の拠出やSCOSTEPに対する国内対応の議論・情報交換を行ってきた。日本は、歴代のプログラムの国際会議を主催したり、SCOSTEP会長、副会長、理事やプログラム議長を輩出したりするなど、SCOSTEPの運営に大きく貢献している。