東京大学大気海洋研究所
2022 年 27 巻 1 号 p. 1_81-1_84
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日本では近年、台風に伴う暴風雨や線状降水帯等に伴う集中豪雨による激甚災害が多発しており、また夏季の猛暑により熱中症による多数の死者が出ている。このような大雨や高温等の極端な気象現象について、近年どのような変化がみられるのか、また、今後の地球温暖化の進行によりどのように変化するか、IPCC第6次報告書(AR6)レポートで評価されている。本稿では、IPCC AR6第11章の知見をもとに、高温や大雨、台風や温帯低気圧・メソ降水系等の極端気象現象の将来変化について紹介する。
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