2022 年 27 巻 10 号 p. 10_84-10_89
SDGsの一つに「ジェンダー平等」が示されて以降、わが国でもこの問題に関する現状と課題が様々な形で取り上げられるようになった。他の先進国と比較しても、政治や管理職、理系の分野などで日本のジェンダー指数は低いままである。本論文は、このような状況の中で、高校教育の現状はいかにあり、どのような取り組みが必要となるのか、これまでの実践を振り返りつつ考察する。一地方の公立学校の教員として私自身が日々行っていることを振り返りながら、明日からの実践の可能性を考えていきたい。