日本福祉大学社会福祉学部
2022 年 27 巻 12 号 p. 12_28-12_35
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本稿で述べていることは、第一に、徴兵制を通して国民がふるい分けられ、そのなかで障害者が「臣民」たり得ない存在として顕在化させられていったこと。第二は、徴兵制の問題は戦時の国策との関連が指摘でき、それが障害者間の差別化にも影響を及ぼしてきたこと。第三は、その問題は戦後も部分的にせよ、持ち越され、今日の障害者福祉制度にも一定の影響を与えてきた歴史である。そして、これらを今日の福祉現場から振り返りながら、研究課題を含む社会福祉の課題を提示した。
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