学術の動向
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いま「戦争」を考える ─社会学・社会福祉学の視座から─
沖縄の“いま”からみる戦争の歴史と記憶
関 礼子
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2022 年 27 巻 12 号 p. 12_50-12_51

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抄録

 ロシアのウクライナ侵攻に対してロシア排斥の動きがみられた。その声を押しとどめようとする戦争の歴史と記憶があった。戦争の歴史と記憶は倫理性をもって“いま”を正そうとする。ここでは、沖縄本土復帰50年となる2022年放映のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で描かれた、沖縄での戦没者の遺骨収集とハワイ移民による豚の贈与という二つのエピソードから、戦争の歴史と記憶が“いま”、何を問いかけているのかを考える。

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© 2022 公益財団法人日本学術協力財団
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