学術の動向
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ELSIを踏まえた自動車の自動運転の社会実装に向けて
社会学からみた自動運転
──人と技術の信頼を考える
遠藤 薫
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2022 年 27 巻 7 号 p. 7_46-7_50

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抄録

 社会学の視座から自動運転技術を考えるとき、三つのアプローチがあり得る。第一は、現代の社会的課題に対して、自動運転技術は、どのようなソリューションとなり得るか、というアプローチである。第二は、自動運転技術の社会的受容の問題である。新しい技術が、その特質を活かして、人びとの生活に埋め込まれていくためには、どのような点に留意しなければならないか、という問題である。第三は、自動運転技術がサイバー−フィジカル連携システムの重要な一部を構成するという問題である。本稿では、この三つのアプローチのそれぞれについて概括的に検討し、人と技術の信頼関係の構築を論ずるものとする。

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© 2022 公益財団法人日本学術協力財団
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