東北森林科学会誌
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作業道切取のり高とのり面崩落の関係
酒井 秀夫桜井 倫小林 洋司
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1998 年 3 巻 2 号 p. 13-15

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抄録
作業道の切取のり高とのり面崩落との関係について宮城県登米町の開設1〜2年後の作業道において調査を行った。山腹に平行な区間において,融雪水によりのり頭植生の根の下の洗掘と崩落が顕著であった。切取のり高が0.9mあたりから崩落が生じはじめ,のり高1mを境に急増している。林地傾斜に応じて切取のり高に対して幅員を決定することができ,切取のり高1.6m,切土勾配5分でも切土のり面は安定を保つことが推測された。
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© 1998 東北森林科学会
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