本研究では,水平な2 次元ローフィン付管および3 次元微細溝付管上でR245fa の凝縮実験を行い,流動様相,液充満角度および凝縮熱伝達について検証した.試験伝熱管には外径19 mm の7 本の2 次元ローフィン付管および3 本の3 次元微細溝付管を用いた.本実験では液滴モード,液滴・液柱共存モードおよび液柱モードの3 つの流動様相が観察された.流動様相が遷移する膜レイノルズ数はローフィン付管と微細溝付管とでは異なり,微細溝付管の方がローフィン付管に比してより小さい膜レイノルズ数で液滴モードから液滴・液柱共存モードへと遷移した.また,液充満角度および凝縮熱伝達特性に及ぼすフィンピッチ,フィン高さおよびフィン形状の影響について検討した.