日本冷凍空調学会論文集
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論文
冷媒R1234ze(E),R1234ze(Z),R134a およびR245fa の水平平滑円管上の自由対流凝縮およびプール沸騰熱伝達特性
永田 龍一近藤 智恵子高田 信夫小山 繁
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2014 年 31 巻 4 号 p. 439-449

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抄録

著者らは,外径19.12 mm,有効伝熱長さ400 mm の銅製平滑円管を試験伝熱管として用いて,R1234ze(E)R1234ze(Z)R134a およびR245fa の水平平滑円管上における自由対流凝縮およびプール沸騰熱伝達特性に関する実験的研究を行った.凝縮実験は冷媒飽和温度2060 °C,壁面過冷却度0.77 28.81 K の条件で行い,全試験冷媒において凝縮熱伝達率の実験値はNusselt の理論値に対して±11% 以内で一致すること,および飽和温度40 ºC の条件においてR1234ze(Z)およびR134a の凝縮熱伝達率はR1234ze(E)およびR245fa に比して高いことを示した.沸騰実験は冷媒飽和温度1060 °C,壁面熱流束0.7380.13 kW m-2 の条件で行い,全試験冷媒において,沸騰熱伝達率の実験値はStephan-Abdelsalam の式で比較的よく相関できることを確かめた.また,冷媒飽和温度20 °C の条件においては換算圧力の高いR1234ze(E)およびR134a の沸騰熱伝達率は換算圧力の低いR1234ze(Z)およびR245fa に比して非常に高いこと,およびR1234ze(Z)について換算圧力が高くなると,沸騰熱伝達率は上昇することを確認した.

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© 2014 公益社団法人 日本冷凍空調学会
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