抄録
ジョス高原 (ギニア型サバンナ) 8村の130名から得た回旋糸状虫仔虫の酸性フォスファターゼ活性を検討した。その結果, 13型のパターンが見出されたが, このうち5型は西アフリカの熱帯雨林およびサバンナですでに報告されたものと一致した。8型はアンフィッドとファスミッドに強い活性を示した。高地の仔虫と北方スーダン型サバンナに接する地域の仔虫との間にはパターンに差が見出された。
今回の研究によりジョス高地の回旋糸状虫仔虫は酸性フォスファターゼ活性において変異が大きく, 他の地域 (イエメン, グアテマラ, ベネズエラおよび西アフリカの熱帯雨林, サバンナ地帯) に比べて著明な差があることが判明した。