徳島文理大学研究紀要
Online ISSN : 2432-4248
Print ISSN : 0286-9829
研究報告
癌患者に対する生活支援における医療ソーシャルワーカーの役割
―患者の希望する尊厳ある生と死のあり方を目指して―
宮原 和沙
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2018 年 95 巻 p. 45-50

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抄録

人は必ず死を迎えるが人生の最期をどのように迎えるのかは一人ひとりの価値観等によって異なる。本研究の目的は癌患者に対する生活支援における医療ソーシャルワーカーが果たす役割について考え今後のよりよい支援へ繋げていくことである。特に患者の尊厳ある生と死に関する部分に着目した。また医療ソーシャルワーカーにとって患者の真のニーズを把握し他職種連携をスムーズに行い可能な限り予測されるリスクを軽減しながら患者の自己実現を目指すことは重要な役割の一つとなる。だからこそ国家資格である社会福祉士の資格を有する医療ソーシャルワーカーとして「社会福祉士の倫理綱領」及び「社会福祉士の行動規範」等を基に自らの援助・支援の在り方等を問い直し続けることそして自己研鑽を積むことが対人援助に携わる専門職者の職責であることを忘れてはならないであろう。

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© 2018 著者
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