糖尿病
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症例報告
シタグリプチンの急性効果をCGM(Continuous glucose monitoring)にて観察しえた2型糖尿病の1例
齋藤 従道清水 弘行岡田 秀一大曽根 勝也小林 剛橋爪 洋明岩崎 靖樹森 昌朋
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2011 年 54 巻 10 号 p. 810-813

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抄録

55歳女性.グリメピリド3mg,ピオグリタゾン15mg内服にて血糖コントロール不良のため精査加療目的に入院した.インスリン抵抗性を認めるため,メトホルミンを追加するも血糖コントロールは改善しなかった.連続血糖測定システム(Continuous Glucose Monitoring)にて,一日血糖値の推移を連続的に観察したところ,食前,食後ともに高血糖を認めた.シタグリプチン50mgの追加投与を開始したところ,投与当日より急速な血糖降下作用を認め,終日持続した.スルフォニル尿素剤とシタグリプチンの併用による重篤な低血糖が多数報告されているが,その病態は明らかではない.同剤開始直後より,急速な血糖降下が生じることを明らかにしえた貴重な1例を経験したので報告する.

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© 2011 一般社団法人 日本糖尿病学会
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