糖尿病
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診断・治療(食事・運動・薬物治療)
国内外標準物質によるHbA1c測定値の乖離要因の検討―POCT対応小型HbA1c測定機器「DCA2000/DCAバンテージ」の日常法との乖離要因―
小口 修司中川 央充石橋 みどり村田 満
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2012 年 55 巻 6 号 p. 386-391

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抄録

DCA2000/バンテージ(DCA)のHbA1c測定値と国内日常法との乖離要因をJSCC/JDS基準測定操作法であるKO500法を基準として検討した.IFCC検量物質設定値,DCA社内校正物質の設定値はDCA測定値とほぼ近似したが,KO500法では設定値よりも相対%で7~10 %低値に測定された.また,KO500のクロマトグラムでIFCC検量物質やDCA社内校正物質にJDS Lot4では認められない夾雑物のピークを認めた.DCAと国内日常法の乖離要因は国際標準化法の標準物質と国内標準物質における夾雑物の規定の違いや基準測定操作法の分離能の違いなどに起因していると考えられた.DCAは日本糖尿病学会(JDS)の糖尿病関連検査の標準化に関する委員会が決定した値付けによる検量を採用することで妥当な結果が得られ,2010年7月よりJDS Lot4に基づいた製品を導入した.

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© 2012 一般社団法人 日本糖尿病学会
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