糖尿病
Online ISSN : 1881-588X
Print ISSN : 0021-437X
ISSN-L : 0021-437X
短報
糖尿病透析予防指導の現状と今後の課題~全国済生会病院へのアンケート調査の結果から~
須田 尚子神谷 秀佳鯉江 基哉山藤 知宏北本 友佳森田 聖太田 充西 重生森 久也鈴木 正昭生水 晃福島 光夫藤井 淳子西村 治男安田 浩一朗
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 58 巻 10 号 p. 795-800

詳細
抄録

「糖尿病透析予防指導管理料」が新設され,早期の段階から積極的なチーム介入を行い糖尿病患者の透析導入予防を図るよう求められている.今回,全国済生会病院に対して糖尿病透析予防指導開始後の現状についてアンケートを2回実施し,今後の課題を検討した.実施出来ない理由として,人員確保の困難を挙げる施設が最も多かった.チームは主に医師・看護師・管理栄養士で構成され,糖尿病療養指導士が在籍している割合は91 %であった.指導の際,看護師・管理栄養士が同じ場所で行う方が,指導者間での患者情報の共有や指導内容の統一,指導時間の短縮に繋がると考えられた.指導効果は8割以上の施設において実感すると回答している一方,看護師・管理栄養士では指導に不安があると答えた割合が2回目の結果において増加し,チーム全体においても活動に対する負担を感じている割合が62 %認められたことから,これらの改善が今後の課題である.

著者関連情報
© 2015 一般社団法人 日本糖尿病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top