糖尿病
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病態・代謝異常・合併症
20歳未満発症1型及び2型糖尿病患者の成人後の臨床像;糖尿病専門施設での多施設共同研究(JDDM34)
川井 紘一横山 宏樹平尾 紘一南 昌江岡田 朗大石 まり子小林 正山﨑 勝也柏木 厚典糖尿病データマネジメント研究会
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2015 年 58 巻 2 号 p. 87-93

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抄録

20歳未満に発症した1型および2型糖尿病患者の成人後の臨床像を,CoDiC®利用36施設での最終来院時年齢が20歳以上であった1型586名,2型385名の入力データを用い検討した(最終来院時年齢は各々30.8±0.4歳,34.8±0.8歳,平均罹病期間は両群とも19年).1型に比べ2型では,初診後1年未満の治療中断が高率であり,BMIが高く,収縮期血圧,non-HDLコレステロールも高値であった.最終来院時,HbA1cは各々8.2, 8.1 %,網膜症保有率は約30 %,腎症保有率は約20 %であった.罹病期間5年,10年,15年,20年での断面調査を行うと,1型では罹病期間が長くなるに伴いHbA1cが9.0 %より8.2 %へと徐々に低下したのに対し,2型では8.4 %より8.9 %へと上昇した.細小血管障害保有率は両群とも罹病期間が長くなるに伴い増加したが,腎症保有率の増加は2型で高かった.

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© 2015 一般社団法人 日本糖尿病学会
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