糖尿病
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診断・治療(食事・運動・薬物)
糖尿病外来における2型糖尿病患者の炭水化物摂取状況の実態調査
松岡 幸代山田 和範
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2017 年 60 巻 8 号 p. 532-539

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抄録

2型糖尿病患者HbA1c7.0 %以上の72名(男33/女39名,年齢69±10歳,BMI24.4±4.1 kg/m2,HbA1c8.2±0.8 %)に対し炭水化物摂取の実態調査を行った.平均摂取エネルギー量1566±342 kcal,炭水化物215.1±49.0 g(エネルギー比率57.7±6.8 %),たんぱく質58.8±14.7 g(15.1±2.4 %),脂質47.8±15.5 g(27.2±5.3 %)であった.炭水化物エネルギー比率50 %未満の者は,平均BMI26.9±7.5 kg/m2と他群に比較して高い傾向を認め,脂質エネルギー比率は36.2 %で有意に高値であった.60 %以上の者は,たんぱく質エネルギー比率が12.9 %と有意に低くかった.血糖コントロールを目的とした食事療法は,年齢,性別,体型,嗜好等を考慮し,炭水化物摂取状況を把握した上で,個々の炭水化物適正量を示していく重要性が示唆された.

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© 2017 一般社団法人 日本糖尿病学会
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