糖尿病
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患者心理・行動科学
2型糖尿病患者の疾患に対する回避とセルフケア行動の関連
大屋 藍子槇野 久士孫 徹橡谷 真由玉那覇 民子大畑 洋子肥塚 諒松尾 美紀河面 恭子藤井 紀子金子 春恵河合 幸枝福島 佳織万福 尚紀細田 公則武藤 崇
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2019 年 62 巻 12 号 p. 748-754

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抄録

本研究は,糖尿病に対する回避の程度とセルフケア行動の関連を確認し,心理的柔軟性のパターンによってセルフケア行動に違いがあるか検討を行うことを目的とした.124名の2型糖尿病患者に対し,糖尿病に対する心理的態度やセルフケア行動の程度について質問紙調査を実施した.その結果,糖尿病に対する回避の程度が高い者は糖尿病に関する心理的負担が高く,情動的摂食や外発的摂食の傾向も高かった.また,階層的クラスター分析を行った結果,行動先行型,非行動型,行動柔軟型の3つのクラスターが生成された.中でも人生の価値が明確でそれに応じた行動がとれるが,不安や思考への適切な対処が難しい「行動先行型」の患者は,日常での運動頻度が高い一方,心理的負担や情動的摂食の程度も高く,心理的問題の存在が示唆された.2型糖尿病患者には心理的状態に応じたセルフケア行動の特徴があり,それを考慮した糖尿病教育が必要であることが示唆された.

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© 2019 一般社団法人 日本糖尿病学会
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