糖尿病
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診断・治療(食事・運動・薬物)
ヘモグロビンA1cとグリコアルブミンの実臨床検体による精度管理と課題.小児インスリン治療研究会報告
望月 美恵武者 育麻小林 浩司鈴木 滋小林 基章菊池 信行横田 一郎川村 智行浦上 達彦菊池 透杉原 茂孝佐々木 望松浦 信夫星野 忠夫雨宮 伸
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2020 年 63 巻 11 号 p. 733-739

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抄録

小児インスリン治療研究会におけるヘモグロビンA1c(以下HbA1cと略す)とグリコアルブミン(以下GAと略す)の精度管理状況を,臨床4検体の集中測定機関値と施設値の相対絶対誤差により評価した.HbA1cとGAの測定が,施設内測定か否かと施設内での測定法を調査した.GA測定では,各施設での測定検体数と既成のcalibratorによる精度管理頻度を調査した.HbA1cは施設内測定98 %(HPLC法86 %)だった.GAは施設内測定78 %,精度管理頻度1.9(0~6)回/月だった.GAの相対絶対誤差は2.65 %とHbA1c 1.91 %に比べ有意に高く,検体数と精度管理頻度が少ない施設で高い傾向を示した.HbA1c,GA共に良好に精度管理がなされていたが,GAにおいては内部精度頻度を確保することが重要と考えられた.臨床実検体の集中測定機関値と施設値の測定により継続的外部精度管理が行えた.

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© 2020 一般社団法人 日本糖尿病学会
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