関西医科大学眼科
1975 年 18 巻 2 号 p. 101-104
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自然発症糖尿病KKマウスの視神経を電子顕微鏡的に観察し次の結果をえた.軸索の浮腫様変化, 軸索内のミトコンドリアの膨化, 崩壊傾向を認め, 視神経内毛細血管では基底板の肥厚と内皮細胞の活動性変化を認めた. グリア細胞, 血管周辺細胞には著変を認めなかった. 固定法の再考および例数を増やし, 更に研究を進めねばならぬが, 網膜, 視神経共に毛細血管の基底板に肥厚を認めた事は注目に値するものと考える.
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