1977 年 20 巻 4 号 p. 410-418
近年血清インスリンの測定法としては従来のRadioimmunoassay (RIA) セこ比してより本質的測定法であるBioassayに近い要素をもったRadioreceptor assay (RRA) がこころみられている. 今回人胎盤より可溶化したインスリンレセプターをつかい高感度で血清中のインスリンを測定する方法を開発した.
このRecepto rassayはインスリンに対して特異的でありかつまた感度は現在のRIAに比肩し得, 健康者のインスリンの生理的範囲内においてRIAとRRAは高い相関関係を示した.