糖尿病
Online ISSN : 1881-588X
Print ISSN : 0021-437X
ISSN-L : 0021-437X
糖尿病におけるMicroproteinuriaに関する検討
佐藤 徳太郎
著者情報
キーワード: 糖尿病性腎症, 蛋白尿
ジャーナル フリー

1986 年 29 巻 2 号 p. 131-135

詳細
抄録

Microproteinuriaを示す糖尿病の臨床像を明らかにし, 糖尿病性腎症にみられる蛋白尿の特徴を調べるために, SDS-polyacrylamide gel clectrophorcsisにより尿中蛋白を分画し定量する方法を開発した. SDS-polyacrylamidc gel clectrophorcsis (x) とradioimmunoassay (y) により測定した尿中アルブミン含量との間には, y-0.040+0.664x (r-0.959, p<0.01) の関係が認められた. albustixにより尿蛋白陰性の糖尿病56例中30例 (53.6%) にmicroalbuminuriaがみられた. microproteinuriaを示す糖尿病群はnormoproteinuria群に比し糖尿病罹病歴が有意に長く, 高血圧の合併頻度も高い傾向を示した. また, microproteinuriaを示す糖尿病例においては, 尿中アルブミン含量は64.5%であり低分子蛋白が減少し高分子蛋白は上昇傾向を示した.

著者関連情報
© 社団法人 日本糖尿病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top