糖尿病
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ヒト糖尿病性神経障害における末梢神経病変の磁気共鳴画像解析による検討
アルドース還元酵素阻害剤, プロスタグランディンI2誘導体投与効果について
柴田 敏朗鈴木 英司安田 紀久子安田 圭吾
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1998 年 41 巻 6 号 p. 423-431

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抄録

インスリン非依存型糖尿病患者92名と正常対照者19名を対象に, 磁気共鳴画像を用い, 腓腹神経の浮腫の指標としてスピン-格子緩和時間 (T1値) を, 神経内部構造変化の指標として信号強度の変動係数 (CV値) を測定した.T1値は血糖コントロールや神経機能と密接に関連した.また, 糖尿病群の各12名にaldose reductase inhibitor (Epalrestat 150mg/day, ARI群) またはprostaglandin I2analogue (Beraprostsodium120μg/day, PGI、群) の約7カ月間の投与前後で比較し, 神経伝導速度は両群とも改善した. ARI群のT1値は正常域まで低下したが, PGI2群のT1値は治療前後で差を認めず, しかし高値を示した症例では低下した.CV値は糖尿病群で増加し, 罹病期間および網膜症や腎症などの細小血管病変の進行とともに増加した.磁気共鳴画像によるT1値とCV値の測定は, 糖尿病性神経障害の診断と治療効果の評価に有用であると考えられた.

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© 社団法人 日本糖尿病学会
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