糖尿病
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糖尿病運動療法の指導介入を長期に継続することの有効性
生活習慣記録計を用いての1年間のprospective randomized controlled study
横地 正裕新実 光朗加藤 泰久山家 由子津下 一代大磯 ユタカ
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2002 年 45 巻 12 号 p. 867-874

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抄録

長期間にわたる個別的な運動療法の指導介入を継続することが, 運動習慣の形成や血糖コントロールに及ぼす有効性を検討するために, 24時間の身体活動の記録と表示ができる生活習慣記録計を用いてprospectiv randomized controlled studyを行った.運動教育を行った2型糖尿病患者に, 生活習慣記録計 (多メモリー力口速度計測装置付歩数計) を装清し, 1カ月毎に計器に記録された運動実績の評価とそれに基づく運動指導を行った介入群42例と, 歩数のみ計測して運動指導はしない非介入群34例の運動実施状況, 代謝指標を比較検討した.介入群の歩数は退院1年後まで13,000歩/日以上を維持した.'非介入群は退院直後は介入群と有意差はなかったが, その後, 徐々に減少して1年後は8845歩となり, 1カ月後より介入群に比し有意に低値であった.HbA1cは介入群では入院前9.296から5カ月後6.196となり, 1年後6.196と維持された.非介入群も入院前9.296から3カ月後7.096まで改善はしたが, 1年後は7.696で, 介入群に比して有意な高値を示した。個別的な運動療法の指導介入の継続は運動習慣の維持や代謝改善に有効であった.

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© 社団法人 日本糖尿病学会
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