作新学院大学
2004 年 55 巻 5 号 p. 234-245
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1924年4月開館の長野県下伊那郡千代村立千代図書館は,その館則と細則によって,開館当初村の青年たちによる自主的な運営が認められていた。しかし村当局はこの館則・細則の改定によって,青年たちから図書館の運営権を剥奪した。千代図書館はその後,「改正図書館令」によって県立長野図書館の強力な統制下におかれる。1939年1月には,「優良図書館」表彰を機会にして,一部蔵書の廃棄が行われた。
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