図書館界
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公共図書館から見た子どもの読書 : 名古屋市鶴舞中央図書館の事例から(<2004年度図書館学セミナー報告>再び子どもの読書環境を考える)
田中 里枝子
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2005 年 56 巻 6 号 p. 368-371

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抄録

ここ数年,児童への読書サービスの関心が急速に高まっている。子ども読書年に始まり,各自治体で子どもの読書推進計画も策定されつつある。また,朝の読書,ボランティアによる読み聞かせも大流行りで,もうブームといっていい状況にある。かつて世間がここまで子どもの本に関心を寄せることはなかったように思う。これまで地道に子どもへ本を手渡す仕事をしてきた図書館員の中には,少し戸惑いを覚えている人も多いのではないか。図書館で働く私たちは,時代の流れを認識し,新しいサービスを取り入れながらも,これまで通りのサービスをしていかなければならない。子どもの読書環境を整えるために,児童室の蔵書を常に魅力のあるものにしておくことは勿論だが,子どもに本を手渡すためにはさまざまな方法が考えられる。名古屋市図書館の現在の体制は,中央館1,分館14館,支所管内図書館4館(17年度支所管内図書館1館増設予定)であるが,主に鶴舞中央図書館が行っているサービスを中心に見ていきたい。

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© 2005 日本図書館研究会
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