作新学院大学
2009 年 61 巻 3 号 p. 174-184
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長野県上田市立上田図書館には,1925年以来書き継がれてきた同館の『日誌』がある。本稿ではこの『日誌』に見える発禁図書没収の記録を中心に,長野県内他館の記録などを用いて,戦前・戦中期の図書館統制の歴史を検証した。その結果,図書館に対する統制は,1930年代に入って次第に強化されたことを明らかにした。さらに1940年代になって大量処分が繰り返され,図書館に対しても極めてきびしい取締りが行なわれたことを論証した。
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