凍結および乾燥研究会会誌
Online ISSN : 2432-9916
Print ISSN : 0288-8297
6.含水度測定に関する検討
鈴木 正敏渋谷 清沢田 哲治
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1968 年 14 巻 p. 39-45

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抄録
すでに,我々は乾燥痘苗と乾燥BCGワクチンの含水度測定についての検討結果を本研究会に報告した。最近,微量な生物学的製剤の凍結乾燥に際し,乾燥の過程における被乾燥休の飛散防止,ならびに乾燥の仕上りを吟味する等の目的で,低濃度の乳糖が分散媒として使用されるようになった。しかしながら,乾燥品の含水度測定の面からみると,1アンプール内の試料重量が小さいことは測定上に種々の困難性をもたらし,精度の高い測定値が得られない。今回は凍結乾燥した乳糖,すなわち分散媒のみの場合における測定試料重量と測定値のばらつきとの関係を検討した。
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© 1968 低温生物工学会
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