凍結および乾燥研究会記録
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3. 凍結保存精子によるA. I. D.児の知的身体発育
飯塚 理八仁科 進弘
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1967 年 13 巻 p. 15-19

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抄録

昭和34年に当教室より凍結保存精子によるAID児の出産例を報告して以来すでに8年になるが、現在迄に凍結保存精子による妊娠例は71例に達している。これら妊娠例中における精子保存の日数は、大部分が60日以内であるが、93日、139日、167日、315日、393日等の長期保存による妊娠例もあり、これら長期保存精子の蘇生率は50〜70%であつた。これら凍結保存精子によるAID児の分娩確認例は46例であり、性比は男対女は76.9対100、又初体重は男児平均は3065g、女児平均3229gであつた。今回、我々は以上の凍結保存精子によるものも含めたAID児54例の知的身体発育について、自動心理学専攻の山口氏と共同で調査した。調査方法は、満2才6カ月以上のものについては田中Binet個人テスト法によりI.Q.を求め、満2才6カ月未満のものについては津毛稲毛等による乳幼児精神発達診断法によりD.Qを求めた。又以上の調査に加えて母の学歴及びその夫の学歴も調査した。

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© 1967 低温生物工学会
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