日本毒性学会学術年会
第51回日本毒性学会学術年会
セッションID: S22-1
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シンポジウム22: 新薬開発における薬剤性痙攣の評価 ―非臨床における痙攣リスク評価の強化―
イントロダクション:新薬開発における薬剤性けいれんの評価
*塩谷 元宏
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抄録

 中枢神経疾患はアンメットメディカルニーズが高く新薬開発が急務になっているものの,それら疾患に対する新薬候補化合物は中枢神経系に作用するため,過度の薬理作用あるいはオフターゲットでヒトにおいて薬剤性けいれんを誘発する懸念がある。けいれんは医薬品の重篤な副作用の一つであるため,新薬候補化合物のけいれんリスクを臨床試験前に確実に評価することは安全性の高い医薬品を創出する上で重要である。そのような背景から第48回日本毒性学会では「薬剤性けいれんのリスク評価」のシンポジウムを開催したが,非臨床データからのヒトけいれん予測が困難である等の課題が残っているため,非臨床のin vitro・in vivoけいれんリスク評価は更なる強化が期待されている。

 本シンポジウムでは,非臨床のけいれんリスク評価でご活躍されている先生方を招き,近年のin vitro・in vivoけいれん評価系をご紹介していただく。また,臨床現場でご活躍されている先生から薬剤誘発性けいれんoverviewも合わせてご講演いただく。

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