東洋音楽研究
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上野学園日本音楽資料室蔵宇治加賀掾関係の新出資料
翻刻と検討
安田 文吉
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1981 年 1981 巻 46 号 p. 123-149

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抄録

宇治加賀操は浄瑠璃史的には古浄瑠璃から新浄瑠璃への過渡期に位置した人で、古浄瑠璃の太夫中最も新しい芸道論を展開している。加賀豫の芸道論については、これまで延宝六年 (一六七八) 刊の「竹子集」や延宝九年 (一六八の一) 刊の「大竹集」、貞享二年 (一六八五) 刊の「小竹集」、同三年刊の「新小竹集」、元禄一〇年 (一六九七) 刊の「門弟教訓」の序文等のほか、門人栄竹の手になる正徳二年 (一七一二) 刊の「九曲巻」の序文が知られているが、此度、これらの資料とは別の全く新しい加賀橡関係の資料を閲覧・調査する機会を得た。この資料は上野学園日本音楽資料室の所蔵になるもので、同室室長福島和夫先生の御厚意により、本資料の全文翻刻の許可をいただいたので、本稿では全文を翻劾し、併せて本資料の検討・考察を行うことにする。

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