(財)運輸政策研究機構調査室
2004 年 7 巻 1 号 p. 043-051
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本論文は都市鉄道における運賃弾力化の方法や課題について,既存の実施事例をもとに検討するものである.具体的には従来から家族や週末など利用者層や利用時間帯に応じた弾力的な運賃設定を行っているロンドン地下鉄を対象に,各種運賃の割引率やその設定論拠,実施による利用者便益や事業者収入の変化,社会的便益などについて事後評価報告書を中心にレビューすることで,運賃弾力化の効果や課題を明らかにし,我が国における運賃弾力化の検討への示唆を得ることを目的とする.
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