繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
スカッチヤに関する研究
(第7報) 各ビータによる纎維損傷に関する研究
鳴海 裕
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11 巻 (1958) 8 号 p. 548-552

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抄録

研究目的スカッチャにおける各種ビータの開綿作用によって付随的に誘発される纎維長の損傷率を纎維本数―纎維長の分布曲線より求め, それによって各種ビータの性能決定のための―因子を得ようとした.研究結果(1) 在来のビータにおいては, ブレード機構により誘発される纎維長損傷率はキルシュナ機構によるそれよりも大となるが, この両者ともガーネット機構のそれよりは大となり, 第2報において述べた各ビータの開綿作用の直接観察結果よりの推定とよく一致している.(2) いずれのビータにおいても, ビータの回転数を大にすれば纎維長損傷率は大になる.(3) 在来のアームを有するビータ機構においては, ケージファンの回転数を大にすれば, ケージファンの吸気作用の増大により, 綿プリンジの給綿ローラよりの垂下状態が水平方向に変位し, そのため纎維長損偽率は増加する.(4) 原料別による纎維長損傷率は, いずれのビータ機構においても細番手原料ほど大となるが, その増加割合はブレードにおいては急激に増加し, キルシュナにおいてはほぼ一定であり, ガーネットにおいてはほとんど増加しない.

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© 社団法人日本繊維機械学会
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