繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
製織過程における織物の変形に関する研究
(第2報) 耳曲線の吟味と各種織物の耳曲線
沢木 汀二堀江 勤之助
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16 巻 (1963) 2 号 p. 105-114

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抄録

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第1報においてのべた, 製織過程における織物の耳曲線の微分方程式の吟味を行ない, 各種織物の耳曲線との関係を追求する. 成果
(1) 耳曲線の微分方程式
dy/dx=-K∫dx/xn+1+C1の吟味より, 耳曲線を表わす方程式の解と実測の耳曲線との関係から, Kの値が推測できるため, 布中のたて糸張力とよこ糸張力の比が求まり, 実測困難なよこ糸張力の近似値がたて糸張力測定により推測できる.
ただし, たて, よこ糸の張力の間の関係はF=KT/ (xn+1) と仮定し, x, yはたて, よこ軸方向の値を示し, Kはたて, よこ糸の張力比, n>0, C1=tanθnとす.
(2) 各種織物の耳曲線とθとの関係を明らかにすることができ, テンプルのリングの傾き角度決定の設計資料を提示することが可能となった.ただし, θは耳曲線とx軸となす角度.

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© 社団法人日本繊維機械学会
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