16 巻 (1963) 9 号 p. 653-659
目的
これまでの研究の集大成として, その研究結果に基づいて試作した高速カード機について報告する.
成果
シリンダ面繊維密度を低下し, テーカインおよびフラットにおける除じんを合理化するため, 下記のような特長をもつ試作高速カード機の運転の結果, 生産高を5倍にしてもスラィバや糸の品質は低下せず, そのうえ落綿量は著しく減少するという画期的な結果を得た.おもな機械の特長は
1) テーカイン, シリンダ, ドッファの直径を小さくし, 回転数をあげ, すべてメタリックワイヤを巻き, シリンダに巻くワイヤの歯角度を大きく, ドッファのそれを小さくする.
2) テーカイン下には吸引式テーカインアンダケーシングを設け, フラットを固定フラットと低速回転フラットに2分する.
3) 駆動部に流体継手, 全回転部無注油, 自動そうじ装置, 自動停止装置を採用する.