繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
ビスコースポンプ試験機について
江村 伊三郎
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4 巻 (1951) 9 号 p. 518-524

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抄録

研究目的ビスコースボンプの吐出量にょつて繊維の精度が左右される以上ポンプの吐出量精度を正確に測定する必要がある。試験機によつてポンプの性能を測定する際の注意事項中、計測回数、吐出圧力、吸入圧力、回転数、液粘度、温度、計量器、脱泡等に関してどのような心構が必要であるかを究明し、製品化した自動式ポンプ試験機の内容機溝等を説明した。研究結果多数のポンプを連続取扱う場合試験機は特に能率的に構成され測定精度を保つ上から自動化されていなくてわならない。又取扱操作に高度の熟練を要しないものが望ましい。弊社の構準自動求ポンプ試験機は少ない測定者で多数のポンプを測定し得て管理人員が少くてすむ特長がある。計測に当つては計測回転数の精度が高くなくてわならない。これは測定ポンプのcc/revとr.pm.によつて自から定まる限界範囲が見出される。0.8ccポンプにおいては軸角度±22.5°, 1/5sec以内;12ccボンプにおいては±6°, 1/2osec以内でなくてはならない。吐出圧力、吸入圧力計の指示精度は±0.25kg/cm2が望ましい試験油はヒマシ油 (20℃において4,000~4,500レツドウツド秒) 又はこれと極近似特性を有する混合鉱物油でも実用上差支えない。液温制禦範囲は±0.5℃は必要である。又計量をc.c目盛で直読する場合は計量器の目盛精度の検査を嚴重に行わなければならないと同時に目盛の読取と油面の関係があるから統一して置く必要がある。

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