繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
リング精紡 撚糸機の巻取りについて
(第1報) コップの形状
藤野 清久三浦 義人
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6 巻 (1953) 11 号 p. 708-711

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抄録

研究目的リング式精紡, 撚糸機に使用される木管の中, コップを形成するものについて, 木管の形状即ち管の太さや底部の形態を考察し, 次いで糸を巻いた際の形状を求め, 巻糸量を増す條件を明らかにした.研究結果1. 糸の張力増加による糸切れを考慮しない場合, 木管の直径はリング直径の少なくとも0.14倍以上でなければならない.2. 木管底部が截頭円錐形をしているものは, 円柱状の管より多くの糸を巻くことが出来, 又玉崩れの恐れが少ない.3. 鎖と動揺桿を用いて糸層を形成するものでは, ノッチのない場合, 玉尻の外形は拠物面をなし又チェース及び各層最低位置間の高さは終始一定である.ノッチのある場合は玉尻に糸を多く巻き, 叉玉尻を形成する間チェース及び各層最低位置間の高さは滞増する.4. リングレールの速度を一定にするよりもコイルピッチを一定にするように設計してあるのは正しい.

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© 社団法人日本繊維機械学会
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