繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
円筒と接触して相対的に運動する糸の摩擦張力
(第1報) 糸又は円筒の一方のみが運動する場合
中島 粂男松岡 健次井上 卓
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6 巻 (1953) 12 号 p. 794-796

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抄録

研究目的一般に糸が傾いて円筒に接触しっつ相対的に運動する場合, この糸と円筒との接触部両端の糸の張力が摩擦じよって如何に変化するかを解析的に検討し実際問題への応用の便に供する.研究結果第1報においては糸のみが運動する場合及び円筒のみが運動する場合を論じた.即ち糸の伸びの影響を無視し糸と円筒との間の摩擦力は単にその垂直圧力のみに比例し, 糸の中心線と相対速度とのなす角度には無関係と仮定して, 張力比, 摩擦係数, 接触角, 糸の傾き, 軸方向投影接触長さ等の間の関係を導いた.糸が傾かない場合と異なり, 張力比は糸の傾きを介して摩擦係数, 接触角により与えられる.一般の式の数値計算を便ならしめるため, 糸のみが運動する場合, 円筒のみが軸方向に移動する場合及び回転する場合について上の諸量間の関係を計算し図表にしてあらわしたが, ここでは都合によりその一部分のみを揚げた.

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© 社団法人日本繊維機械学会
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