繊維機械學會誌
Online ISSN : 1883-8715
OS梳綿機について
大西 弘林 功
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7 巻 (1954) 11 号 p. 753-762

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抄録

研究目的従来のフラット式梳綿機とローラ式梳綿機とを組合せて新しい梳綿機構を発案しその開纎能力の増大により生産能力を飛躍的に増加及び品質の向上をなさんとしたものであろ.研究結果木O.S.梳綿機にて実際に紡出試験の結果, 次の諸事項が明らかとなった.1.梳綿機の生産量増加 (ドッファの回転を150%に上昇) による品質の低下は示さない.普通梳綿機のドッファ回転数7.5 r.p.m.とO.S.梳綿機の12r.p.m.とほぼ同一のネップ数となる.2.並掃除後時間の経過とともに針布中に堆積する綿量 (並掃除綿量) は普通梳綿機に比し少なく, O.S.梳綿機の4hr経過時の並掃除綿量と普通梳綿機の2hr経過のそれとほぼ同一であろ.又時間の経過にしたがってネップの増加すろ割合は普通梳綿機に比して少ない.3.トップ針布の種滓の除去能力は普通梳綿機に比して甚だしく増加する.4.鎧綿は短纎維及び種滓のみとなり落綿量が減少して良質綿はよく回収利用せられる.5.ウォーカローラ及びストリッパローラ使用により供給ラップの斑を矯正する能力が増大し, 糸の不同率を減少せしめろ.6.O.S.梳綿機の使用により加工費, 原料費の大なる節減をなし得, 建設又は改造の場合は設備費.金利償却費を減ずろことが出来ろ.

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© 社団法人日本繊維機械学会
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