22 巻 (1969) 11 号 p. T243-T255
目的 混紡糸を使用した繊維製品の品質設計に資するために, 前報で明らかにしたドラフトによって発生する混紡糸の短周期むらの確率論的性格を基礎にして混紡糸の太さむらや混紡率むらが糸の伸長特性に与える影響について理論的, 実験的に研究した. 成果 (1) 混紡糸を単純化して力学モデルを組み立て, これにしたがい伸長荷重を加えた場合の伸長ひずみの確率密度関数を誘導し, 平均値, 標準偏差を計算した. (2) 理論の妥当性を実験によって確認した結果, 伸長ひずみの計算値は実験値に比較的よく一致した. (3) 混紡糸の太さむらや混紡率むらか増大すろと混紡糸の伸長ひずみの平均値源準偏差はともに増大する.通常の場合は混紡軸 らの影響は太さむらの影響より少ない.