23 巻 (1970) 7-8 号 p. T173-T177
目的 牽切紡漬が始まって10数年, その現伏は必ずしも発展段階をたどっているとはいえない.この時期に一応の反省と反省のうえに立った改善法をあわせて考える必要がある. そこで従来のトウ紡績方式と形式的に黙ったSUMNER社方式すなわち回転円板カッター方式 (この方式膜用的には良質スライバーを得れない) を応用してトウの太さ, 実用トウより角度, と切断ステープル ダイヤグラムの関係を算定し, 現在紡績されている原料ステープルとして広範囲のもの, 特に従来毛紡用原料が主であったものを綿紡式にも適応可能な切断長をも得ることができる条件を見いだそうとするものである.また切断長の分布も等長でなく, 適当なバイアス カットにし, あわせて繊維の先端分布をできるだけ均一となるような条件をも考えることとした. したがって従来の率切方式の欠点のいくつかを解決でき, 機構的にも加工的にも改良可能なコンバーターとして, 回転円板カッター方式を検討し, この新方式コンバーターについても, 各種形式について順次検討改良を試みるものである. 成果 円盤カッター方式について第1段階としてSUMNER社方式を応用して切断したステープルの繊維長の分布状態を測定した. これらの方式によると繊維のステープル ダイヤグラムは従来のものに比して適当なバイアス カットなり繊維長を決定するのに現在のトウ太さ25万~400万デニールの範囲で平均繊維長が28mm~205mmまで計算上自由に簡単に変更できることがわかった.