43 巻 (1990) 7 号 p. T53-T61
目的 糸に空気噴流を近似的に連続に作用させるモデル実験を行い, インターレース糸の生成過程について検討する.又, 空気圧およびノズル高さが生成過程に及ぼす影響について調べる.成果 (1) 糸に空気噴流をほぼ連続的に作用させても, 間欠的に交絡部, 開繊部は生成する.吹付け間隔が小さいほどこの周期性は強く, 交絡数は大きい.(2) 既に生成された開繊部の近傍に空気噴流が吹付けられると, 開繊部の両端の交絡部は強くなり, この部分はその後空気噴流を受けてももはや開繊しない.空気噴流の吹付け位置が開繊部からある程度離れると, 新たな交絡部, 開繊部が生じる.(3) 空気圧の増加とともに交絡数は増加する.ただし空気圧があまり大きすぎると, 交絡部の長さが長くなるため, 交絡数は減少する.(4) 本実験範囲では, ノズル高さが1mmの場合空気噴流の力が極めて大きいため, 例外的に, 一旦生成された交絡部が消失する場合が生じ, 交絡数は小さい.