ばね論文集
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線ばねの疲労破壊起点部の特徴について
小泉 義明下田 秀明斉藤 鉄夫
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1983 年 1983 巻 28 号 p. 60-71

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抄録

本論文では, 疲れ試験また実際の使用中に疲労破壊した線ばねの疲労破面を電子顕微鏡により観察し特徴を述べた.
ばね疲れ試験により破壊した弁ばね用シリコンクロム鋼線とピアノ線の疲労破壊起点部は次の3形態に分類された.
(a) 疲労破壊の起点は形金属介在物でありフィシュアイが生じた破面形態
(b) 疲労破壊起点部にせん断型初期き裂が存在する破面形態
(c) 疲労破壊起点部に引張型初期き裂が生じた破面形態
また実際の使用中に, 素面疵, フレッティング, ショットピーニング処理の不足, 脱炭, 腐食が原因して破壊した破面例の特徴について述べた.

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© 日本ばね学会
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