ばね論文集
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ばね製造工程中に発色するばね用鋼線の開発
植木 啓文服部 啓司山田 雅夫山岡 幸男
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1993 年 1993 巻 38 号 p. 19-23

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抄録

寸法や材質の異なった類似形状の線ばねの識別を容易にするため, ばね用鋼線のカラー化には従来より強い要望があった。 そこで本報では, 硬鋼線並みの機械的性質, 優れた耐食性を有し, ばね成形後必須の低温焼なましにより黄金色に発色させることで, ばね製品の識別を容易にするばね用鋼線を開発したので報告する。
以下にその要点を示す。
(1) 鋼線表面に施した銅及び亜鉛めっき層が低温焼なましによって相互拡散し, 合金化することにより黄金色に発色する。
(2) 機械的性質はこれらのめっきを施しても劣化しない。

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© 日本ばね学会
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