森林総合研究所
1997 年 1 巻 p. 25-30
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菌の侵入に対するスギ生立木の防御機構を解明するため,スギカミキリの食害に起因する材変色部における組織学的および化学的な変化について調べた.健全辺材と変色辺材との境界では油滴状物質の集積が観察された.この境界部では抗菌性物質であるhinokiresinolをはじめとする数種のノルリグナン類に加えてテルペン類の集積が確認された.hinokiresinolおよび移行帯内層抽出物はスギ師部の細胞を壊死させた.
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