Tropics
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インドネシア,南東モルッ力のTanimbar-Kei 部族社会における環境知識と植物利用
Yohanes PURWANTO
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2002 年 11 巻 3 号 p. 149-167

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抄録
Tanimbar-Kei部族社会における環境知識と植物利用についての調査を実施した。データと情報は1991年12月から1992年1月にかけて Tanimbar-Kei 島で集めた。調査法は村の長,長老,環境知識と植物利用の知識を持つものからの聞き取りによった。
Tanimbar-Kei 島で認められる植物資源の利用を記録したところ,80種の栽培植物,7種の半栽培食物,210種の野生種から成り,合計では297種以上の植物を利用していた。これらの植物は薬,装飾,建築,囲い,燃料,ロープ,工芸品,毒,道具などに利用されていた。
 Tanimbar-Kei 部族社会の伝統的生活において,利用可能な天然資源が多様な習慣や伝統に影響を及ぼしており,このような関係は保存地,既耕地,未耕地を比較することによって確認することが出来る。このような関係は,地形的なものにとどまらず,狩猟や耕地の移動の時期に関する規則によっても規定されている。
 Tanimbar-Kei 部族社会によって認識されている環境単位としては,awarat(植物),rahan(家), rahanruhunyalin(庭), aha(庭/畑),kat(二次林),yat(天然林),vavelek(儀式の場),raa(海), nangan(陸) ,それにnaha(烏)などがある。
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© 2002 日本熱帯生態学会
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