東北数学教育学会誌
Online ISSN : 2436-8886
Print ISSN : 2435-0613
発展型授業の分析における観点「授業展開を知る」基準の検討
佐藤 学重松 敬一新木 伸次城田 直彦黒田 大樹
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2021 年 0 巻 52 号 p. 40-51

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抄録

本研究は,発展的思考・態度の育成を視点とする授業評価ルーブリックの観点「授業展開を知る」に着目し,その基準解釈を明瞭にし,学習者の意思が働いて自律的に発展的に考える学習が展開できるよう,教師の支援の判断根拠を提案することを目的とする。 教師の支援を,認知的支援及びメタ認知的支援を視点にしてⅠ,Ⅱ,Ⅲの3 つの支援レベルに整理し,小4「何百何十÷何十で余りのある除法」の授業実践を分析した。 その結果,学習者の意思が働き,自律的に発展的に考える学習を促す発展型授業が可能な教師の支援について,「問題解決の状況を適正に判断して,適正支援が行えること」「教師の支援力量は3つの支援レベルに整理できること」の知見を得た。そして,基準の「十分知っている」とは安定的に適正支援ができること,「知っている」は部分的に適正支援ができること,の解釈に至った。

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© 2021 本論文著者
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