芝草研究
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芝草の生長制御に関する研究 (第1報)
6-Benzylaminopurine処理が各種芝草種子の発芽並びに根の初期生育に及ぼす影響
野間 豊
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1983 年 12 巻 2 号 p. 133-141

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抄録

本報では, 6-Benzylaminopurineが各種芝草種子の発芽並びに初期生育におよぼす影響について試験を行ない明らかにした。
1.供試した芝草草種は,
Agyostis patustris HNDS (Highland bentgrass: BLUETAG)
Cynadon dactylon L. (Bermudagrass: U3)
Poa pratensis (Kentucky bluegrass: COMMON)
Festuca rubra L. (Creeping red fescue) の4種である。
2.芝草の栽培は, 発芽試験共に水耕法によった。
3.種子の発芽に及ぼす影響については, 5×10-9Mで促進, 5×10-7M以上の濃度で抑制あるいは, 阻害した。
4.発芽始期での根の伸長に及ぼす影響については, 5×10-9Mで発根数を増やす効果が認められ, 5×10-7M以上の濃度では, 発根数, 伸長量共に抑制する傾向が認められた。
5.断根後の根の再生におよぼす効果については, 5×10-9Mで伸長促進, 本数増の傾向が認められた。
6.本試験の結果, 6-Benzylaminopurine処理による芝草の生育差異の要因として, 生育初期に於ける根の生育差が考えられることを示唆した。

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© 日本芝草学会
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