芝草研究
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暖地型芝草に対するオーバーシーディングの研究
第1報 ティフグリーンパッティンググリーン対するオーバーシーディングの芝草について
森 日出丸川添 永典小田 昭久
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1975 年 4 巻 2 号 p. 35-38

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抄録

1) 埼玉県において1973年9月20日ティフグリーン・パッティンググリーン上にイクリアンライグラス210g/m2単播とハイランドベントグラス15g/m2+ニューホートケンタッキープルーグラス50g/m2混播を播種してオーべーシーディング芝草の検討を行なった。
2) イタリアンライグラスはハイランド+ニューポート混播より発芽, 生育とも速く11月中旬にはパッティンググリーンとして使用できる状態となった。しかし翌年の4月から衰退が始まった。
ハイランド+ニューポート混播のターフ形成は遅く12月中旬にパッティンググリーンとして使用可能となった。しかしその時のターフ品質は低い。翌年3月から品質はよくなり7月に衰退を始めた。
冬季間の葉色はイタリアンライグラスがハイランド+ニューポート混播より良い。試験期間の最低刈高は, イタリアンライグラス: 5.5mm, ハイランド+ニューポート混播: 4.5mmである, そして春におけるパッティングクォリティーはハイランド+ニュポートがイタリアンライグラスより良い。
3) 翌春から夏におけるティフグリーンの被覆はハイランド+ニューポート混播よりイタリアンライグラスの方がより速い。ティフグリーンの被覆率とオーバーシーディングした冬芝被覆率にはマイナスの相関が認められた。

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