抗生物質ポリオキシンの発酵副産物として産出される乾燥発酵粕 (試料―1) および乾燥活性汚泥 (試料―2) の芝に対する肥効試験を行った。1975年6月30日から9月17日の間に実験を行い, 次の結果を得た。
(1) 試料―1および2は魚粕, 菜種粕と同等またはそれ以上の肥効を示した。
(2) 試料―1はこれと同様の肥料主成分組成の配合肥料より優れた肥効を示した。
(3) 試料―2は試料一1より優れた肥効を示した。
(4) 試料―1および2の100~1000g/m2の施肥量で, 肥施量の増加に伴って芝の生育量の増加が認められた。また, 1000g/m2の施肥量で“肥やけ”の現象は認められなかった。