可視化情報学会論文集
Online ISSN : 1346-5260
ISSN-L : 1346-5252
液晶ディスプレイに表示したコード化ドットパターンを用いた歪み補正方法 -PIV 標準画像による精度評価-
宮崎 幸治川末 紀功仁
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 31 巻 12 号 p. 79

詳細
抄録

PIV (Particle Image Velocimetry) によって水槽中の流速を測定する場合、計測精度は、しばしば水槽の形状に依存した光の屈折によって生じる画像歪みの影響を受ける。本論文では、光の屈折による画像歪みに対する液晶ディスプレイを用いた新しい補正手法を提案する。液晶ディスプレイは、コード化されたドット点滅パターンを表示し、歪み補正テーブルを構築するために使用される。本論文において、提案手法を用いることで、光の屈折に起因する歪みを正しく補正できることを示すとともに、提案手法をPIVに適用した場合の計測精度に関して、PIV標準画像を用いて評価した結果について述べる。

著者関連情報
© 2011 by the Visualization Society of Japan
前の記事
feedback
Top